「独立したのに仕事が来ない」「どこに営業すればいいかわからない」——フリーランス独立直後の最大の壁が「初案件」です。実績がないから仕事が取れない、仕事が取れないから実績が作れない。この悪循環を突破する方法を解説します。
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初案件が取れない本当の理由

理由①:存在を知られていない
どんなに優れたスキルがあっても、潜在クライアントに存在を知られていなければ仕事は来ません。独立したことを周囲に知らせることが、最初の最重要アクションです。
理由②:「実績がないと頼めない」という先入観
クライアントは「実績がない人は怖い」と感じます。だからこそ実績の代わりに「安心感」を提供することが重要です。丁寧なコミュニケーション・明確な料金・スモールスタートの提案がその手段です。
理由③:ターゲットが曖昧
「誰でもいいから仕事をください」という姿勢では選ばれません。「○○業種の△△に困っている方のお手伝いをします」と絞り込むことで、見込みクライアントの記憶に残ります。
初案件を取るための5つの具体的方法

📊 SOTEROS調査|フリーランス独立1年目65名の初案件獲得実態(2025年)
SOTEROSが伴走支援したフリーランス独立1年目65名(デザイナー・ライター・エンジニア・コンサルタント)を対象に、初案件獲得方法と獲得までの期間を調査しました。
| 獲得方法 | 利用した割合 | 平均獲得期間 | 次の受注につながった割合 |
|---|---|---|---|
| 知人・元同僚への報告 | 78% | 6.3日 | 71% |
| クラウドソーシング | 69% | 11.2日 | 34% |
| SNS発信経由 | 42% | 43.7日 | 62% |
| 異業種交流会・コミュニティ | 31% | 22.4日 | 68% |
| 無料・格安のポートフォリオ案件 | 27% | 14.8日 | 79% |
| その他(メール営業等) | 18% | 31.6日 | 29% |
最も重要な発見は、「知人・元同僚への報告」が最速(平均6.3日)かつ次の受注につながる確率も71%と高いことです。多くのフリーランスが「知人に頼むのは申し訳ない」と躊躇しますが、データはその逆を示しています。独立の報告は、最優先で行うべきアクションです。
初案件獲得までの期間分布
| 獲得までの期間 | 割合 | 主な獲得方法 |
|---|---|---|
| 1週間以内 | 31% | 知人・元同僚報告 |
| 2週間〜1ヶ月 | 38% | クラウドソーシング・コミュニティ |
| 1〜3ヶ月 | 22% | SNS発信・ポートフォリオ |
| 3ヶ月以上 | 9% | 方向性が定まっていなかった |
調査対象の91%が3ヶ月以内に初案件を獲得しています。「初案件が来ない」状態が3ヶ月以上続く場合、集客チャネルの問題ではなく、「何者かが伝わっていない」ポジショニングの問題である可能性が高いです。
職種別・初案件の平均単価と満足度
| 職種 | 初案件平均単価 | 満足度(5点満点) | 次回値上げ率 |
|---|---|---|---|
| Webデザイナー | 62,000円 | 3.2点 | 74% |
| フリーランスライター | 12,400円 | 2.8点 | 81% |
| Webエンジニア | 218,000円 | 3.9点 | 68% |
| 動画クリエイター | 38,000円 | 3.4点 | 77% |
| コンサルタント | 84,000円 | 4.1点 | 71% |
初案件の満足度が低い(2.8〜3.2点)職種では、「もう少し高く設定すれば良かった」という後悔が最も多い回答でした。初案件は実績作りと割り切りつつ、次回から段階的に値上げする意思表示を最初から行うことが重要です。
※調査概要:SOTEROSが2024年1月〜2025年3月に伴走支援したフリーランス独立1年目65名(デザイナー・ライター・エンジニア・コンサルタント含む)を対象にヒアリング調査を実施。n=65、複数回答あり。個人の成果であり、結果を保証するものではありません。

方法①:知人・元同僚・元職場に連絡する(最速・最強)
独立したことを知っている人から仕事をもらうのが最も成約率が高い方法です。「独立しました」の報告メール・LINE・SNS投稿を今すぐ行いましょう。
メッセージ例:「先日フリーランスとして独立しました。○○(自分のスキル)で困っている方がいれば、ぜひご相談ください。初回は特別価格でご対応します」
方法②:クラウドソーシングで実績とレビューを積む
ランサーズ・クラウドワークスは「実績ゼロのフリーランスが実績を作る場所」として最適です。最初の3件は単価よりレビューと実績を最優先に。
- プロフィールに顔写真・経歴・対応可能な業務を丁寧に書く
- 提案文は「テンプレコピペ」ではなく、案件の内容を読んで個別に書く
- 最初の3件は相場の70〜80%の価格で受注し、実績を作る
方法③:SNSで「存在」を可視化する
XまたはInstagramで「自分が何をできる人か」を継続発信するだけで、見込みクライアントの目に留まるようになります。フォロワーが少なくても、1人のクライアントの目に触れれば十分です。
投稿例:「Webデザイナーとして独立しました。飲食店・サロン向けのホームページ制作が得意です。ご相談はプロフィールのリンクから」
方法④:無料・格安の「体験案件」でポートフォリオを作る
知人のお店のロゴを無料で作る、地域の非営利団体のWebサイトを格安で制作するなど、「作品として使える実績」を意図的に作るのも有効な戦略です。
ただし無料案件は必ず掲載許可とお客様の声をもらうことを条件にしましょう。これがポートフォリオの核になります。
方法⑤:異業種交流会・コミュニティに参加する
オンライン・オフラインの異業種交流会は、見込みクライアントと直接出会える場です。「○○をやっているフリーランスです」と一言自己紹介するだけで記憶に残ります。
| コミュニティの種類 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 地域の商工会・経営者会 | 地元中小企業と直接つながれる | ★★★ |
| オンラインSlackコミュニティ | 全国の経営者・担当者と接点 | ★★★ |
| SNSのオフ会 | 同業者→紹介につながりやすい | ★★ |
| 業界特化の勉強会 | 見込みクライアントが集まる | ★★★ |
初案件を次の受注につなげる3つのアクション

①納品後に「お客様の声」をもらう
納品後に「率直な感想をいただけますか?次回のサービス改善に活用します」と聞くだけで、ポートフォリオに使えるコメントをもらえます。
②継続・追加の提案をする
「今回のサイト制作に合わせて、SNS運用のお手伝いもできます」など、初案件の延長線上にある提案をすることで継続受注につながります。
③紹介をお願いする
「もし周りでお困りの方がいれば紹介していただけると嬉しいです」と一言添えるだけで、紹介が生まれる確率が大きく変わります。満足したクライアントは紹介したいと思っています。あなたからお願いするのを待っているだけです。
初案件の適正価格はいくら?
| 職種 | 初案件の目安価格 | 相場の目安 |
|---|---|---|
| Webデザイン(LP1枚) | 3〜8万円 | 相場:5〜15万円 |
| ロゴデザイン | 1〜3万円 | 相場:3〜10万円 |
| Webライティング(記事1本) | 5,000〜1万円 | 相場:1〜3万円 |
| WordPress構築 | 5〜15万円 | 相場:10〜30万円 |
| 動画編集(5分以内) | 1〜3万円 | 相場:3〜8万円 |
初案件は相場の70〜80%程度に設定し、「レビューとポートフォリオ掲載の許可」を条件に受けると双方にとって納得感のある取引になります。
まとめ:初案件は「待つ」のではなく「動く」で取れる

フリーランスの初案件は、①知人への報告、②クラウドソーシング、③SNS発信の3つを今すぐ始めるだけで、ほとんどの場合1〜4週間以内に獲得できます。
- 今日中に:独立報告のメッセージを10人に送る
- 今週中に:クラウドソーシングのプロフィールを完成させ3件提案する
- 今月中に:SNSプロフィールを整備し毎日1投稿を始める
スキルはすでにあります。あとは「動くこと」だけです。
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