集客ノウハウ

ホームページ制作の費用相場と依頼先の選び方|失敗しない5つのチェックポイント

SOTEROS

この記事はホームページ集客の完全ガイドのシリーズ記事です。ホームページ集客の全体像はピラー記事で解説しています。

「ホームページ制作の見積もりを取ったら、会社によって金額が3倍以上違って戸惑った」——発注が初めての方から、よくいただく相談です。ホームページ制作の費用は「何を・どこまで・誰に頼むか」で大きく変わるため、相場観を持たずに発注すると、高すぎる契約や、安いが集客につながらないサイトを掴んでしまいます。

この記事では、ホームページ制作の費用相場を種類別・依頼先別に整理し、見積もりのチェックポイント、集客に強い依頼先の見分け方までを解説します。

ホームページ制作の費用相場【種類別】

ホームページ制作の見積書を確認しているビジネスシーン

まず、作りたいホームページの種類ごとのおおよその相場を把握しましょう。ここを知らずに見積もりを取ると、提示された金額が高いのか安いのかすら判断できません。

種類費用相場特徴
名刺代わりの小規模サイト(〜5ページ)10万〜30万円会社概要・サービス・問い合わせのみの最小構成
コーポレートサイト(10ページ前後)30万〜80万円事業紹介・実績・採用など一般的な企業サイト
集客特化サイト(設計・原稿込み)80万〜150万円競合調査・SEO設計・コンテンツ制作を含む
ECサイト(ネットショップ)50万〜300万円カート機能・決済・商品管理が必要
ランディングページ(LP)1枚5万〜80万円依頼範囲により幅が大きい(LPの詳細記事

📊 SOTEROS調査|ホームページ制作費の実態(過去3年以内に制作・リニューアルした事業者86社)

  • 制作費50万円未満:42%
  • 制作費50万〜100万円:34%
  • 制作費100万円以上:24%
  • 「制作費に見合う集客効果を得られている」と回答:38%

【調査概要】2025年3〜5月実施 / 対象:過去3年以内にホームページを制作した中小事業者 / 方法:オンラインアンケート / 当社支援先・自主応募を対象とした独自集計

注目すべきは、費用に見合う効果を実感している事業者が4割弱にとどまる点です。金額の高い・安いよりも、「集客まで設計されているか」が満足度を分けています

費用が変動する4つの要因

① ページ数と機能

ページ数が増えるほど、また予約システム・会員機能・多言語対応などの機能が加わるほど費用は上がります。最初から全部盛りにせず、集客に必要な最小構成から始めて育てる方が費用対効果は高くなります。

② デザインのオリジナル度

テンプレートを活用すれば費用を抑えられ、完全オリジナルデザインなら高くなります。集客目的であれば、デザインの独自性より「分かりやすさ」と「信頼感」が重要です。

③ 原稿・写真を誰が用意するか

文章や写真を自社で用意するか、制作側に任せるかで数十万円変わることがあります。ただし、プロが取材して書いた原稿は集客力に直結するため、単純に削ればよい項目ではありません。

④ 戦略設計・SEO対策の有無

競合調査・キーワード設計・サイト構造の設計といった「集客のための上流工程」が含まれるかどうかが、見積もり差の最大の要因です。安い見積もりにはこの工程が含まれていないことが多く、「きれいだが集客できないサイト」になりがちです。

依頼先の選択肢と比較|制作会社・フリーランス・自作

制作会社との打ち合わせ風景
依頼先費用感メリット注意点
制作会社高め(50万円〜)体制が安定・戦略設計から保守まで一貫会社によって得意分野の差が大きい
フリーランス中程度(10万〜50万円)柔軟でコストパフォーマンスが高いスキルの個人差が大きい・継続性の確認が必要
自作(ノーコードツール)低(月数千円〜)費用最小・すぐ始められる制作時間がかかる・集客設計は自分で行う

どの選択肢でも共通して重要なのは、「作った後の集客まで考えてくれる相手か」という視点です。デザインの美しさだけで選ぶと、公開後に誰も来ないサイトになるリスクがあります。

📊 SOTEROS調査|制作の依頼先と満足度(同調査・86社)

  • 依頼先の内訳:制作会社52%/フリーランス31%/自作17%
  • 発注前に「集客実績」を確認した事業者:29%
  • 集客実績を確認して発注した層の「効果に満足」:68%(確認しなかった層は26%)

【調査概要】2025年3〜5月実施 / 対象:過去3年以内にホームページを制作した中小事業者 / 方法:オンラインアンケート / 当社支援先・自主応募を対象とした独自集計

見積もりで確認すべき5つのチェックポイント

  1. 作業範囲の内訳:構成設計・原稿作成・写真撮影・SEO設定が含まれるか、別料金かを確認する
  2. 修正回数と追加費用の条件:デザイン修正が何回まで無料か、超過時の単価を事前に把握する
  3. 公開後の保守・更新費用:月額保守費の内容(バックアップ・更新代行・障害対応)を確認する
  4. サイトの所有権とデータの扱い:解約時にドメイン・サーバー・データを自社に引き継げるかを必ず確認する
  5. 納期とスケジュール:自社側の作業(原稿確認など)も含めた現実的な工程表があるかを見る

特に4つ目の「所有権」は見落としがちな重要ポイントです。月額制の格安プランの中には、解約するとサイトごと消えてしまう契約もあります。長期的な資産として持ちたいなら、ドメインは必ず自社名義で取得しましょう。

集客に強い制作会社・フリーランスの見分け方

制作パートナーを選定している様子
  • 「目的」を聞いてくるか:デザインの好みより先に、事業の目標・ターゲット・現状の集客経路を確認してくる相手は信頼できる
  • 集客実績を具体的に示せるか:「制作実績」ではなく「制作後にアクセスや問い合わせがどう変化したか」を語れるかがポイント
  • SEOやアクセス解析の設定が標準に含まれるか:Search Console・GA4の設定、基本的なSEO対策が含まれる会社を選ぶ
  • 公開後の運用提案があるか:「作って終わり」ではなく、更新・コンテンツ追加の計画まで提案してくれるか
  • できないことを正直に言うか:「必ず上位表示できます」のような断定をする会社はむしろ注意が必要

発注前に自社で決めておくべきこと

良い依頼先を選んでも、自社側の準備が曖昧だと打ち合わせが空回りし、追加費用や納期遅延の原因になります。発注前に最低限、次の3点を整理しておきましょう。

  • ホームページの目的:問い合わせ獲得・採用・信頼の担保など、最も重要なゴールを1つ決める
  • ターゲット:誰に見てもらいたいか(地域・年齢・悩み)を言語化する
  • 参考サイトと予算上限:イメージに近いサイトを2〜3個と、出せる上限額を決めておく

制作費だけじゃない|公開後にかかる運用費用

項目費用目安備考
サーバー・ドメイン月1,000〜3,000円自社契約が基本。制作会社経由の場合は名義を確認
保守管理(任意)月5,000〜3万円更新代行・バックアップ・セキュリティ対応
コンテンツ運用(任意)月0円(内製)〜5万円(外注)ブログ・事例の追加など集客のための更新

運用費は「かかるコスト」ではなく「集客のための投資」と捉えることが重要です。特にコンテンツ運用は、月々の積み重ねがそのまま検索経由の集客資産になります。公開後にアクセスを集める方法はホームページ集客の完全ガイドで、数年後に作り直しを検討する際の考え方はホームページリニューアルの記事で解説しています。

発注から公開までの流れ|6ステップと期間の目安

一般的なコーポレートサイト(10ページ前後)の場合、発注から公開までは2〜4ヶ月程度が目安です。全体の流れを知っておくと、スケジュールの妥当性を判断できます。

  1. ヒアリング・要件整理(2〜4週間):目的・ターゲット・必要なページを整理し、見積もりを確定する
  2. 構成・ワイヤーフレーム作成(2〜3週間):各ページに何をどの順で載せるかの設計図を作る
  3. デザイン制作(3〜4週間):トップページから順にデザインを確認・修正する
  4. 原稿・素材の準備(並行作業):自社側の作業。ここが遅れると全体が遅延する最大の要因になる
  5. コーディング・実装(3〜4週間):デザインをWebページとして構築し、フォームなどの機能を実装する
  6. 最終確認・公開(1〜2週間):表示・動作・誤字の確認、アクセス解析の設定を行い公開する

多くの遅延は制作側ではなく、自社の原稿確認・素材提供の遅れで発生します。社内の確認担当者と締切をあらかじめ決めておきましょう。

自作から始めて外注に切り替える、という選択肢

「いきなり数十万円の投資は怖い」という場合、まずノーコードツールで自作し、事業が軌道に乗ってから外注で作り直すという段階的な進め方も有効です。

  • 第1段階(自作):WixやSTUDIOなどで最小限のサイトを用意し、名刺代わり+問い合わせ窓口を確保する
  • 第2段階(部分的に外注):ロゴ・写真・キャッチコピーなど、素人っぽさが出やすい部分だけプロに依頼する
  • 第3段階(本格的に外注):集客を本格化するタイミングで、戦略設計込みのリニューアルを依頼する

この進め方のメリットは、自作段階で「どんな問い合わせが来るか」「訪問者がどのページを見るか」のデータが貯まることです。外注時にこのデータを共有できれば、制作側もより精度の高い提案ができ、投資の無駄打ちを避けられます。

格安・月額制プランを検討する際の注意点

「初期費用0円・月額5,000円」のような月額制プランは、初期負担が小さい一方で、契約内容によっては注意が必要です。

  • 総支払額で比較する:月額1万円×5年契約なら総額60万円。一括制作と大差ないことも多い
  • 解約時にサイトが残るか:解約と同時にサイトが消えるレンタル型契約が存在する。資産にならない点は要注意
  • ドメインの名義:業者名義でドメインを取られると、移転時にURLごと失う(SEO評価もゼロに戻る)
  • 最低契約期間と違約金:長期縛りがある場合、途中解約の条件を必ず確認する

月額制がすべて悪いわけではありませんが、「安く見えて実は高い」「やめると何も残らない」構造になっていないか、契約前に総額とデータの所有権を確認することが重要です。

よくある失敗パターン

失敗1:金額だけで選んでしまう

最安の見積もりを選んだ結果、原稿もSEOも含まれておらず、追加費用で結局高くつくケースは非常に多いです。総額と作業範囲をセットで比較しましょう。

失敗2:丸投げしてしまう

自社の強みや顧客像は、自社にしか語れません。「全部お任せ」では一般的なサイトにしかならず、競合と差別化できません。素材や情報の提供には積極的に協力しましょう。

失敗3:公開後の運用を考えていない

制作費に予算を使い切り、公開後の集客施策に何も残っていない——最もよくある失敗です。制作費と同じくらい、公開後の運用に時間と予算を確保してください。

失敗4:社内で目的が共有されていない

経営者は「集客したい」、現場は「かっこいいサイトにしたい」と目的がずれたまま進むと、打ち合わせのたびに方針が揺れて制作が迷走します。発注前に「このサイトで最も達成したいこと」を社内で1つに合意しておきましょう。

よくある質問

Q. ホームページ制作の一番安い方法は何ですか?

A. WixやSTUDIOなどのノーコードツールで自作すれば、月数千円程度で持つことができます。ただし制作にかける時間と、集客設計を自分で考える負担が発生します。「時間をかけて費用を抑える」か「費用をかけて時間を買う」かの選択です。

Q. 制作会社とフリーランス、どちらに頼むべきですか?

A. 予算と求める範囲によります。デザイン・コーディングだけならフリーランスがコストパフォーマンスに優れ、戦略設計から保守まで任せたいなら制作会社が安心です。いずれの場合も、集客の実績があるかどうかを基準に選ぶことが重要です。

Q. 見積もりが会社によって3倍以上違うのはなぜですか?

A. 含まれる作業範囲が異なるためです。デザインとコーディングのみの見積もりと、競合調査・構成設計・原稿作成・SEO対策・公開後サポートまで含む見積もりでは、金額が大きく変わって当然です。金額だけでなく「何が含まれているか」を必ず比較しましょう。

Q. 補助金は使えますか?

A. 小規模事業者持続化補助金・IT導入補助金など、ホームページ制作に活用できる補助金は存在します。ただし公募時期・要件が頻繁に変わるため、最新情報は中小企業庁や商工会議所の公式情報を確認するか、申請サポートのある制作会社に相談しましょう。


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SOTEROS編集部

SOTEROS編集部

伴走型集客コンサルタント

フリーランス・中小企業向けに、SNS・SEO・MEO・コンテンツマーケティングを組み合わせた集客戦略の立案から実行まで一貫支援。142社以上の集客改善を手がけた実績をもとに、現場で使える実践的なノウハウを発信中。

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