
私は、小規模保育の託児所を4年運営してきました。利用者を集めるために、公的機関が発行する雑誌への広告掲載、専門ポータルサイトへの掲載、SEO、MEO(Googleマップ対策)、ホームページと、いくつもの施策を実際に試しています。
この記事は、その中で何が効き、何が主力にならなかったのかを、運営者としての実感でまとめたものです。保育園・幼稚園向けの一般的な集客の考え方は保育園・幼稚園の集客完全ガイドにまとめているので、ここでは自分の経験に絞って書きます。
なお、入所につながった割合や広告費、ホームページの制作費など、ここで根拠を示せない数字は書きません。書くのは、取り組んだ施策と、その評価です。
試した施策と、私の実感
| 施策 | 私の実感 |
|---|---|
| 公的機関が発行する雑誌への広告掲載 | 認知の獲得には効果があった。集客への効果は、ホームページとGoogleマップのほうが大きかった |
| 専門ポータルサイトへの掲載 | 認知の獲得には効果があった。集客への効果は、ホームページとGoogleマップのほうが大きかった |
| ホームページ | 効果を感じた |
| Googleマップ(MEO) | 効果を感じた |
| SEO | 効果を感じた。「地域名+託児所」で上位に表示され、検索から来る人が多かった |
問い合わせは、多い月で30件以上になりました。この件数は多い月のピークの数字で、平均ではありません。施策別・経路別の内訳もここでは示しません。
雑誌とポータルは、園を「知ってもらう」入口だった
公的機関が発行する雑誌への広告と、専門ポータルサイトへの掲載は、どちらも園の存在を知ってもらうという点でははっきり効果を感じました。知らない園は、問い合わせの候補にも入りません。その意味で、認知を広げる役目は確かに果たしていました。
ただ、私の実感では、雑誌とポータルは「知ってもらう」役目が中心でした。そこから先、集客の成果に近かったのは、ホームページとGoogleマップです。園の名前を知った保護者は、次に自分で調べる。私はそう考えています。
決め手に近かったのは、ホームページとGoogleマップ
なぜ、この2つのほうが効いたのか。理由は、運営者としての私の見方です。調査などで検証したものではありません。
託児所は、毎日子どもを預ける場所です。保護者が知りたいのは、場所、雰囲気、利用の条件、そして園の考え方といった、パンフレット1枚では伝えきれないことだと考えています。雑誌やポータルは限られた紙面や枠で園を紹介しますが、ホームページとGoogleマップは、保護者が知りたいことを自分のペースで確認できます。
| 保護者が確認したいこと | 主に応える場所 |
|---|---|
| 園の考え方、1日の流れ、利用の条件 | ホームページ |
| 場所・行き方、営業時間、園の写真、利用者の声 | Googleマップ |
ホームページに効果を感じたと書きましたが、その中には、検索結果から来てくれた人が含まれています。私の託児所では、「地域名+託児所」で検索したときに上位に表示されていて、検索から来る人が多くいました。お知らせや、育児に関するブログも配信していました。ホームページが効いたという話は、SEOと切り離せないものでもあります。
ホームページに最低限載せたいこと
小規模保育の託児所なら、次の内容が最低限そろっていると、保護者が安心して見学や問い合わせに進みやすくなります。
- 保育の方針と、大切にしていること
- 1日の流れと、園内の様子(写真)
- 対象となる年齢や利用の条件、料金(決まっている範囲で)
- 見学・問い合わせの方法(電話やフォームを、迷わず押せる位置に)
- 所在地・アクセス・連絡先と、代表やスタッフの紹介
- お知らせや、育児に関する情報の発信(検索から来る人の入口にもなります)
掲載する内容は、実際の運営や制度に沿った正確なものだけにします。園児が写る写真は、保護者の同意を得たうえで載せてください。発信全体の考え方は保育園・幼稚園のホームページ・SNS発信のコツで詳しく解説しています。
Googleマップで最低限整えたいこと
- 名称・住所・電話番号・営業時間を正確にする(変更があれば早めに直す)
- ホームページのURLを登録する
- 園の外観や室内の写真を載せる(園児が写らない範囲で)
- 届いた口コミには、丁寧に返信する
- 口コミは、特典と引き換えに依頼しない(Googleの投稿ポリシーで禁止されています)
具体的な整え方はMEO集客の完全ガイドにまとめています。
これから始めるなら、先に「確認される場所」を整える
もし今から託児所の集客を始めるなら、私は先にホームページとGoogleマップを整えます。雑誌やポータルで園を知った人が、最後に確認する場所だと考えているからです。そのうえで、認知を広げたいときに雑誌やポータルを足す。この順番なら、せっかく知ってもらった人を取りこぼしにくくなります。
雑誌広告やポータルへの掲載には、費用や掲載の条件があります。効果を確かめながら、自分の園に合う媒体を選んでください。
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集客の整理に迷ったときは、無料相談も受け付けています。